【コンクリむき出しは危険?】雨水を吸い込む「スポンジ状態」かもしれません。屋上防水コンクリートの寿命とメンテナンス

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「コンクリート造の建物だから、頑丈で雨漏りなんてしないだろう」

「屋上が少し汚れているけれど、コンクリートだし大丈夫」


もし、あなたがそのように安心されているとしたら、プロとして少し厳しい現実をお伝えしなければなりません。

一見、石のように硬く、水を通さないように見えるコンクリートですが、実は顕微鏡レベルで見ると無数の小さな穴が空いており、「非常に水を吸い込みやすいスポンジのような性質」を持っています。


新築時は表面が防水層でコーティングされているため問題ありませんが、経年劣化でそのコートが剥がれ、コンクリートがむき出しになると、雨が降るたびに建物自体が水をゴクゴクと飲み込んでしまいます。

その結果、単なる「室内の雨漏り」だけでなく、建物の骨組みそのものを腐らせ、資産価値を大きく下げてしまうリスクがあるのです。


この記事では、多くのビルやマンションの修繕を手掛けてきた防水のプロが、「なぜコンクリート屋上に防水が必要なのか」という根本的な理由と、「あなたの建物に最適な防水工法の選び方」について解説します。

大切な不動産資産を長く守るための知識として、ぜひお役立てください。


【目次】

  • 頑丈そうなコンクリートが、実は「水たまり」に弱い理由
  • 【徹底比較】ウレタン防水とシート防水、どっちがいい?
  • 白い粉やコケはSOS。見逃してはいけない劣化サイン
  • 株式会社ツカ建なら「下地」から蘇らせるご提案が可能です
  • 屋上は建物の「帽子」。メンテナンスで寿命を延ばそう




■頑丈そうなコンクリートが、実は「水たまり」に弱い理由

なぜ、コンクリートの屋上に防水工事が必要なのでしょうか?

「雨漏りを防ぐため」というのはもちろんですが、それ以上に重要な目的があります。

それは、「コンクリート内部の鉄筋をサビから守るため」です。


鉄筋コンクリート(RC)造の建物は、引っ張る力に強い「鉄筋」と、圧縮する力に強い「コンクリート」が組み合わさって強度を保っています。

鉄筋は鉄ですので、水に触れれば当然サビてしまいます。しかし、通常はアルカリ性のコンクリートに守られているため、サビることはありません。


ところが、屋上の防水が切れて雨水がコンクリート内部に浸透し続けると、どうなるでしょうか。

水と一緒に空気中の二酸化炭素などが入り込み、コンクリートが「中性化」して鉄筋を守る力を失います。すると、内部の鉄筋が真っ赤にサビ始めます。


鉄はサビると体積が膨張します。

膨らんだ鉄筋は、内側からものすごい力でコンクリートを押し広げ、破壊してしまいます。これを専門用語で「爆裂(ばくれつ)」と呼びます。

外壁や屋上のコンクリートが剥がれ落ちたり、大きな亀裂が入ったりするのは、この爆裂が原因であることが多いのです。


つまり、屋上防水が切れている状態とは、「建物の骨格を破壊するカウントダウンが進んでいる状態」と言えます。

雨漏りとして室内に水が出てくる頃には、すでに内部のダメージは深刻化しているケースも少なくありません。




■【徹底比較】ウレタン防水とシート防水、どっちがいい?

では、コンクリート屋上の防水をやり直す場合、どのような工法を選べばよいのでしょうか?

現在、主流となっているのは「ウレタン防水」と「塩ビシート防水」の2つです。

それぞれの特徴と、向き不向きを解説します。



・ウレタン防水(塗る防水)

液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて、継ぎ目のないゴム状の防水層を作る工法です。


【メリット】

液体なので、複雑な形状の屋上でも隙間なく施工できます。室外機や配管がたくさんある屋上や、凹凸のある場所でも完璧に密着させることができます。また、比較的安価で、次回以降のメンテナンスも上から塗り重ねるだけで済むため経済的です。


【デメリット】

手作業で厚みを作るため、職人の技術力によって仕上がりに差が出やすいです。また、乾燥させる時間が必要です。



・塩ビシート防水(貼る防水)

塩化ビニル樹脂で作られた防水シートを、床面に貼り付けたり固定したりする工法です。


【メリット】

工場で生産された均一な厚みのシートを貼るため、品質が安定しており、紫外線や熱に対する耐久性が非常に高いです。一度施工すれば長持ちしやすく、広々とした障害物のない屋上に適しています。


【デメリット】

シートを広げて施工するため、複雑な形状の場所や、室外機が密集している場所には不向きです。また、つなぎ目の処理に高度な技術が必要です。


「どっちが正解」というものではなく、「あなたの建物の屋上の形状や状態」によってベストな工法は変わります。

ネットの情報だけで「シートの方が長持ちするらしい」と決めてしまうのは危険です。複雑な屋上に無理やりシートを貼ると、隙間ができやすく、かえって雨漏りの原因になることもあるからです。




■白い粉やコケはSOS。見逃してはいけない劣化サイン


ご自身の建物の屋上に上がれる環境であれば、ぜひ一度チェックしてみてください。

もし以下のような症状が見られたら、コンクリートが「もう限界です」と悲鳴を上げている証拠です。


・白い粉や跡がついている(エフロレッセンス)

コンクリートの表面や目地(継ぎ目)から、白い鍾乳石のようなものが垂れていたり、粉が吹いていたりしませんか?

これは「白華現象(エフロレッセンス)」と呼ばれ、雨水がコンクリート内部に侵入し、中の成分(カルシウムなど)を溶かして外に出てきたものです。

つまり、「すでに水が内部を通り抜けている」という動かぬ証拠です。これを放置すると、コンクリートの強度がスカスカになってしまいます。


・コケや雑草が生えている

「屋上の隅に雑草が生えている」というのは、微笑ましい光景ではありません。

植物が育つということは、そこに水が溜まっており、さらに根っこを張るための土や隙間があるということです。

植物の根の力は凄まじく、コンクリートのわずかなひび割れを押し広げながら奥へ奥へと成長します。これが漏水の直接的な原因になります。


・コンクリートのひび割れ、剥落

表面に亀裂が入っているのはもちろん、コンクリートの一部が欠けて中の鉄筋が見えていたり、錆汁(赤茶色のシミ)が出ていたりする場合は、緊急事態です。

すでに「爆裂」が始まっています。早急に補修をして、鉄筋の腐食を止めなければなりません。


これらのサインが出ている場合、単に上から防水塗料を塗るだけでは意味がありません。

ボロボロになった下地を補修し、水を含んだ層を乾燥させ、その上で新しい防水層を作るという「適切な下地処理」が不可欠になります。




■株式会社ツカ建なら「下地」から蘇らせるご提案が可能です


「ウチの屋上、ボロボロだけど直るかな?」

「他社で見積もりを取ったら、カバー工法しかないと言われて高額だった」


そんなお悩みをお持ちのオーナー様は、ぜひ株式会社ツカ建にご相談ください。

私たちは、建物の構造を知り尽くした防水工事のプロフェッショナル集団です。


ツカ建の強みは、「選べる工法の多さ」「下地へのこだわり」にあります。


・特定の工法を押し売りしません

業者によっては「ウレタン防水しかできない」「シート防水専門」というところもありますが、ツカ建はあらゆる防水工法に対応可能です。

だからこそ、お客様の屋上の形状、劣化具合、予算に合わせて、「本当に長持ちするベストな工法」をフラットな目線でご提案できます。

複雑な屋上には密着性の高いウレタンを、広くて日当たりの強い屋上には耐久性の高い塩ビシートを、といった使い分けや、組み合わせ(複合工法)も可能です。


・見えない下地処理こそ丁寧に

防水層の寿命を決めるのは、実は「塗る前」の作業です。

高圧洗浄で長年の汚れやコケを根こそぎ落とし、ひび割れには樹脂を注入して固め、凹凸を平滑にする。

この地味で手間のかかる下地処理を、自社の職人が一切妥協せずに行うからこそ、新しい防水層がガッチリと密着し、10年、15年と建物を守り続けることができるのです。


防水工事の工法やメニュー詳細はこちら




■屋上は建物の「帽子」。メンテナンスで寿命を延ばそう


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

屋上は普段目に入らない場所ですが、建物にとってはずっと雨や紫外線を浴び続けてくれている「帽子」のような存在です。


帽子に穴が開いていれば、人間も濡れて風邪を引いてしまいますよね。

建物も同じです。屋上の防水切れは、建物の健康を害する一番の原因です。

逆に言えば、屋上防水さえしっかりとメンテナンスしていれば、鉄筋コンクリートの建物は50年、60年と資産価値を維持し続けることができます。


「雨漏りはしていないけれど、そろそろ心配」

「中古ビルを買ったので、一度プロに見てほしい」


そんな時は、ぜひツカ建の無料診断をご利用ください。

経験豊富なプロが屋上に上がり、写真を撮って現状を分かりやすくご説明いたします。

大切な資産を次世代まで残すために、私たちが全力でサポートさせていただきます。


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