【見積書の謎】「防水立ち上がり」って何? 雨漏りの9割がここから起きる衝撃の事実

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お手元の見積書や診断報告書にある「立ち上がり」という文字を見て、疑問に思われたのではないでしょうか。

「防水工事って、床を塗る工事じゃないの?」

「壁のこと? なぜわざわざ項目が分かれているの?」


専門用語ばかりで分かりにくいと感じるのは、当然のことです。

しかし、この「立ち上がり」という箇所こそ、実は家の寿命を左右する最も重要なパーツと言っても過言ではありません。


結論から申し上げます。

「立ち上がり」とは、ベランダや屋上の床面から、垂直に少しだけ高くなっている「壁の根元部分」のことです。


私たち防水工事のプロの間では、「雨漏りは平場(床)よりも立ち上がりから起きる」というのが常識です。

平らな床面がいかに綺麗でも、この「立ち上がり」の処理が甘ければ、雨水はいとも簡単に建物内部へ侵入します。

逆に言えば、この部分の意味とリスクを知っておくだけで、手抜き工事を防ぎ、将来の雨漏りリスクを劇的に減らすことができるのです。


この記事では、専門用語を一切使わず、「なぜ立ち上がりが重要なのか」を分かりやすく解説します。

ご自宅のベランダをチェックする際にも役立つ知識ですので、ぜひ最後まで目を通してください。


【目次】

  • どこのこと? バスタブで考える「立ち上がり」の役割
  • なぜそこから漏れる? プロが教える「雨漏り原因No.1」の理由
  • 危険なサインはこれ。ご自宅のベランダをチェック
  • 株式会社ツカ建は「見えない部分」の強度にこだわります
  • 小さなひび割れが命取り。早めの点検で家を守ろう




■どこのこと? バスタブで考える「立ち上がり」の役割

まずは言葉の定義をはっきりさせましょう。

防水工事には大きく分けて2つの施工箇所があります。


・平場(ひらば)

皆さんが洗濯物を干したり歩いたりする、平らな「床」の部分です。


・立ち上がり

その床の端っこにある、垂直に立ち上がっている「低い壁」の部分です。ベランダであれば、サッシ(窓枠)の下あたりまでの高さ10cm〜30cm程度の部分を指します。


なぜ、わざわざ床と分けて考えるのでしょうか?

それは、「お風呂のバスタブ」をイメージすると分かりやすいでしょう。


防水工事とは、家の上に巨大なバスタブを作るようなものです。

もし、バスタブの「底(平場)」が完璧でも、「側面(立ち上がり)」に穴が開いていたり、高さが足りなかったりしたらどうなるでしょうか?

水が溜まった瞬間、そこからザバザバと外へ漏れ出してしまいますよね。


建物における防水も全く同じです。

大雨が降ると、ベランダや屋上には一時的に水が溜まります。その際、水をせき止めてプールのように貯めてくれる「囲い」の役割を果たしているのが、この「立ち上がり」なのです。

単なる壁の一部ではなく、「防水層の一部」として非常に重要な機能を持っています。




■なぜそこから漏れる? プロが教える「雨漏り原因No.1」の理由

私たちツカ建が雨漏り調査に伺うと、多くのケースで、この「立ち上がり部分」に不具合が見つかります。

なぜ、平らな床よりも立ち上がりの方が雨漏りしやすいのでしょうか。

それには、建物特有の2つの理由があります。


・理由1:地震や揺れの影響を一番受ける「アキレス腱」

建物は、地震や風、車の振動などで常にわずかに揺れています。

この時、最も負荷がかかるのが「床と壁のつなぎ目(入隅)」です。

床の揺れ方と壁の揺れ方が異なるため、その接点である立ち上がりの根元には、防水層を引き裂こうとする強い力が加わります。その結果、平場よりも圧倒的にひび割れ(クラック)が起きやすいのです。


・理由2:施工の難易度が高い

これは職人の腕の話になりますが、平らな床に塗料を塗るのは比較的簡単です。重力に従って液体が広がるからです。

しかし、垂直な「立ち上がり」に、厚みを持たせて防水材を塗るのは技術を要します。

未熟な業者が施工すると、重力で塗料が垂れ下がってしまい、肝心な部分の膜厚が薄くなってしまうことがよくあります。


「揺れやすく、割れやすい場所」であるにも関わらず、「施工が難しく、薄くなりやすい」。

これが、立ち上がりが雨漏りの原因No.1と言われる理由です。

だからこそ、見積書に「立ち上がり」という項目がしっかりと明記され、平場とは別の単価や工法が設定されていることは、きちんとした工事が行われる証拠でもあるのです。




■危険なサインはこれ。ご自宅のベランダをチェック


「ウチのベランダは大丈夫かな?」と思われた方は、ぜひ一度、窓の外を見てみてください。

立ち上がり部分(壁の根元)に、以下のような症状が出ていれば、防水機能が低下している危険なサインです。


・ひび割れ(クラック)

特に注意して見ていただきたいのが、床と壁の境界線(入隅)です。ここに亀裂が入っていると、雨水がダイレクトに建物の内部へ侵入します。


・端部の口開き・剥がれ

立ち上がりの一番上(端末)がペラペラと剥がれていたり、隙間が開いていたりしませんか?

雨水は上から下へ流れるだけではありません。風を伴う雨の場合、下から吹き上がってその隙間に入り込んだり、壁を伝って裏側に回ったりします。端部の密着不良は、雨漏りの入り口になります。


・膨れ(ふくれ)

壁の根元が水ぶくれのようにポコッと膨らんでいる場合、すでに裏側に水が回っているか、湿気が溜まっている証拠です。


また、もし過去に防水工事をしたことがある場合、「手抜き工事」の可能性も疑う必要があります。

本来、動きやすい立ち上がり部分には、強度を高めるために「補強布(メッシュシート)」や「緩衝材」を入れるのがセオリーです。

しかし、費用を安く見せるためにこれらの工程を省き、単に塗料を塗っただけで済ませているケースが後を絶ちません。

「数年前に工事したばかりなのに、もう割れてきた」という場合は、この補強不足が原因であることが多いのです。




■株式会社ツカ建は「見えない部分」の強度にこだわります


「立ち上がり」は、工事が終わってしまえば見えなくなってしまう部分や、プロでなければ厚みの違いが分からない部分です。

だからこそ、施工する会社の「誠実さ」「技術力」が問われます。


私たち株式会社ツカ建は、東京都板橋区を拠点に、関東全域で防水工事を行っている「職人集団」です。

私たちは、雨漏りリスクの高い立ち上がり部分に対して、以下のようなこだわりを持って施工しています。


・垂れさせない「膜厚」の確保

先ほどもお伝えした通り、垂直な壁に液状のウレタン樹脂を塗ると、重力で垂れ下がってしまい、どうしても薄くなりがちです。

ツカ建の熟練職人は、材料の粘度調整やコテさばきの技術により、立ち上がり部分にも床面と同様、あるいはそれ以上のしっかりとした厚み(膜厚)を確保します。厚みは耐久性に直結します。


・適切な補強と下地処理

ひび割れやすい入隅(角の部分)には、必ずシーリング材で補強を入れたり、メッシュシートを張り込んで一体化させるなど、建物の揺れに追従できる強固な下地を作ります。

「塗って終わり」ではなく、「割れない土台を作る」ことに全力を注いでいます。


・完全自社施工による適正価格

これだけ手間をかけても、大手メーカーのような高額な費用にはなりません。

下請けを使わず、自社の職人が直接施工することで中間マージンをカットしているからです。浮いたコストは、宣伝費ではなく、材料の質や職人の手間に還元しています。


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■小さなひび割れが命取り。早めの点検で家を守ろう


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回は、少しマニアックな「防水立ち上がり」について解説しました。


専門用語を覚える必要はありません。

ただ一つ、「床の端っこ(立ち上がり)こそが、家を雨から守る最前線である」ということだけは、心の片隅に留めておいてください。


もし、ご自宅のベランダや屋上の立ち上がりに、ひび割れや剥がれを見つけたら、それは家からの「SOS」です。

「まだ少しだし大丈夫だろう」と放置していると、ある日突然、階下の天井からポタポタと雨漏りが始まってしまいます。そうなれば、壁紙の張り替えや木材の腐食修理など、修繕費用は跳ね上がります。


ツカ建では、専門の資格を持ったプロが現地へ伺い、無料で建物の健康診断を行っています。

「立ち上がりのひび割れが気になる」「ウチの防水はあと何年持つ?」といった素朴な疑問でも構いません。

無理な営業は一切いたしませんので、まずはお気軽にご相談ください。

見えない部分までしっかりと作り込まれた防水工事で、あなたの安心な暮らしをお守りします。


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