「屋上の床がひび割れている気がする」「そろそろメンテナンス時期かもしれない」。そう思ってネットで情報を調べたり、業者に問い合わせようとしたりした時、ふと手が止まることはありませんか?
「そもそも、うちの屋上の防水って何の種類なんだろう?」
実は、マンションやビルの屋上防水には主に4つの種類(工法)があり、それぞれ材質も特性も全く異なります。現在施工されている防水の種類を正しく把握していないと、メンテナンスの方法を間違えたり、相性の悪い補修材を使って逆に劣化を早めてしまったりする恐れがあります。
例えば、ゴムシート防水の上に、相性の悪いウレタン防水材をプライマー(接着剤)なしで塗ってしまい、すぐに剥がれてしまったという失敗事例は後を絶ちません。
適切な時期に適切なメンテナンスを行い、無駄な出費を抑えるための第一歩は、ご自身の建物の「現状」を知ることです。
この記事では、専門的な知識がなくても「見た目」や「感触」で簡単にできる屋上防水の見分け方と、種類ごとのメンテナンスのポイントを、プロの視点で分かりやすく解説します。
【目次】
- 補修の第一歩は「現状を知る」ことから。種類を間違えると起きる悲劇
- 3つのポイントで見極める! 屋上防水の種類・見分け方
- 主要4工法の特徴と「よくある劣化パターン」
- 種類によって全然違う! メンテナンスと改修のセオリー
- 種類がわからなくても大丈夫。板橋区のツカ建は「全工法対応」
- 自己判断はあくまで目安。確実な診断はプロにお任せを
■ 3つのポイントで見極める! 屋上防水の種類・見分け方

屋上に上がって床面を見たとき、漫然と眺めるのではなく、以下の3つのポイントに注目してみてください。これだけで、大まかな種類を特定することができます。
・ チェック1:表面に「継ぎ目(ライン)」があるか?
まず一番わかりやすいのが、床面に等間隔の「継ぎ目」があるかどうかです。
幅1メートル〜1.2メートル程度の間隔で、シートを貼り合わせたような継ぎ目のラインが見える場合は、「シート防水(塩ビシートまたはゴムシート)」か「アスファルト防水(露出仕上げ)」の可能性が高いです。
逆に、継ぎ目がなく、全体がシームレス(継ぎ目なし)で均一な床面になっている場合は、液体の防水材を塗って固めた「ウレタン防水」か「FRP防水」である可能性が高いと言えます。
・ チェック2:表面は「硬い」か「弾力がある」か?
次に、靴底の感覚や、指で押してみた時の感触を確認してください(※劣化が激しい場合は触らないでください)。
コンクリートやプラスチックのようにカチカチに硬い場合は、「アスファルト防水(コンクリート押さえ)」か「FRP防水」です。
一方で、ゴムのような弾力があり、少し柔らかさを感じる場合は、「ウレタン防水」か「シート防水」です。
・ チェック3:色や表面の形状
【グレー色・緑色】: ウレタン防水、塩ビシート防水、FRP防水によく見られる色です。
【黒っぽい・砂がついている】: アスファルト防水(露出断熱工法など)の特徴です。表面に細かい砂利のようなものが吹き付けられている場合もあります。
【コンクリートそのもの】: 表面がコンクリートで覆われている場合は「シンダーコンクリート(押さえコンクリート)」と呼ばれ、その下にアスファルト防水層が隠れているケースが一般的です。
■ 主要4工法の特徴と「よくある劣化パターン」
見分け方のポイントを踏まえた上で、主要な4つの工法それぞれの詳細な特徴と、注意すべき劣化サインについて解説します。ご自身の屋上がどれに当てはまるか確認してみましょう。
・ ウレタン防水(継ぎ目なし・弾力あり)
【特徴】
現在、日本のマンション改修で最も多く採用されている工法です。液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて層を作るため、継ぎ目がなく、複雑な形状の屋上でもきれいに仕上がります。表面は少し柔らかく、ゴムのような弾力があります。
【よくある劣化・見分け方】
- - 表面の色褪せやチョーキング(白い粉がつく)。
- - 水ぶくれのような「膨れ」が発生している。
- - 表面にひび割れができている。
・ 塩ビシート防水・ゴムシート防水(継ぎ目あり・弾力あり)
【特徴】
工場で生産されたシートを貼り付ける工法です。一定間隔でシートの重なり部分(継ぎ目)が見えます。
塩ビシートは少し硬めで柄が入っていることが多く、ゴムシートは薄くて柔らかく、のっぺりとした黒やグレーのものが多いのが特徴です。
【よくある劣化・見分け方】
- - シートの継ぎ目が剥がれて口を開いている。
- - シート自体が縮んで、端っこがめくれ上がっている。
- - 鳥がついばんだような穴が開いている(特にゴムシート)。
- - 歩くとパカパカと浮いている音がする。
・ アスファルト防水(継ぎ目あり/なし・非常に硬い)
【特徴】
新築のマンションやビルでよく使われる、非常に耐久性の高い工法です。
見え方には2パターンあります。一つは「露出仕上げ」で、砂付きのシートが見えている状態。もう一つは「押さえコンクリート仕上げ」で、防水層の上に保護用のコンクリートが打設されており、見た目はただのコンクリート床に見える状態です。
【よくある劣化・見分け方】
- - (露出の場合)シートの継ぎ目や端部が剥がれている。
- - (押さえの場合)表面のコンクリートが割れている、目地から草が生えている。
- - 溶解したアスファルトが染み出している。
・ FRP防水(継ぎ目なし・非常に硬い)
【特徴】
ガラス繊維強化プラスチックを使った工法で、非常に硬く、軽量です。叩くと「コンコン」と硬い音がします。
マンションの広い屋上よりも、戸建てのベランダやバルコニーで使われることが圧倒的に多い工法です。
【よくある劣化・見分け方】
- - 表面に細かくて硬いひび割れ(クラック)が無数に入っている。
- - 表面が摩耗して、中のガラス繊維が毛羽立って見えている。
■ 種類によって全然違う! メンテナンスと改修のセオリー
自分の屋上の防水種類がなんとなく分かったところで、次に気になるのは「どうやって直すのが正解なのか?」という点でしょう。実は、防水工事の改修(リフォーム)には、既存の防水層との「相性」が存在します。この相性を無視して工事を行うと、せっかく新しい防水をしてもすぐに剥がれたり、膨れたりする原因になります。
・ 「重ね張り」ができるかどうかがコストの分かれ道
改修工事の費用を抑える最大のポイントは、既存の防水層を撤去せずに、その上から新しい防水層を作る「重ね張り(カバー工法)」ができるかどうかです。
例えば、既存が「アスファルト防水(露出)」や「ウレタン防水」の場合、下地の状態が良ければ、その上からウレタン防水を塗り重ねたり、シートを被せたりする重ね張りが比較的容易にできます。廃材が出ないため、コストも工期も圧縮可能です。
・ シート防水からの改修は「機械的固定工法」が鉄則
既存が「ゴムシート防水」や「塩ビシート防水」の場合、注意が必要です。劣化したシートの上に直接ウレタン防水を塗っても、密着が悪くすぐに剥がれてしまうリスクがあります。
そのため、既存のシートを撤去するか、あるいは「機械的固定工法」と呼ばれる特殊なディスク盤を使って、新しいシートを物理的に固定する方法が推奨されます。これなら、既存のシートの状態に関わらず強固に固定でき、下地の水分を逃がす効果も期待できます。
・ シンダーコンクリート(押さえコンクリート)の難しさ
表面がコンクリートで覆われている「アスファルト防水(押さえコンクリート仕上げ)」の場合、雨漏り箇所を特定するのが非常に困難です。コンクリートの下の防水層がどこで破れているか分からないため、部分的な補修はほとんど意味をなしません。
この場合、基本的には屋上全体を新しい防水層(ウレタンや塩ビシートなど)で覆ってしまう改修が必要になります。コンクリートの目地から植物が生えている場合は、根の除去処理も念入りに行う必要があります。
■ 種類がわからなくても大丈夫。板橋区のツカ建は「全工法対応」
ここまで見分け方や相性について解説してきましたが、「やっぱり自分で判断するのは不安」「結局どれがいいのか分からない」と感じる方も多いと思います。
ご安心ください。防水工事を依頼する際、お客様自身が工法を特定できている必要はありません。むしろ、重要なのは「特定の工法しかできない業者」ではなく、「あらゆる工法に対応できる業者」を選ぶことです。
・ 「得意な工法」を押し売りされるリスク
防水業者の中には、「ウレタン防水専門」や「シート防水専門」といった特定の工法に特化した会社も存在します。もちろん技術力は高いのですが、問題は「その工法があなたの建物に合っているとは限らない」ということです。
例えば、本来はシート防水が適している屋上なのに、業者がウレタンしかできないために、「ウレタンでも大丈夫ですよ」と無理やり勧められてしまうケースがあります。これでは、建物の寿命を縮めることになりかねません。
・ ツカ建なら、既存の状態に合わせた「ベストな工法」を提案可能
板橋区の株式会社ツカ建は、ウレタン、塩ビシート、アスファルト、FRPなど、主要な防水工法のすべてに対応可能な「総合防水工事業者」です。
一つの工法に固執する必要がないため、既存の防水層の種類や劣化状況、そしてお客様のご予算に合わせて、最も長持ちし、最もコストパフォーマンスの良い工法をフラットな視点で選定できます。
「前の業者はシートを剥がさないとダメだと言ったけど、ツカ建さんは被せる工法を提案してくれて安く済んだ」といったお喜びの声も多数いただいています。
・ 徹底した現地調査で「見えない劣化」も見逃さない
お見積もりの前の現地調査では、目視による種類の特定はもちろん、ドローンを使った屋根全体のチェックや、打診棒を使ったタイルの浮き調査など、プロならではの診断を行います。
表面からは見えない下地の水分量や、ドレン周りの腐食具合までしっかり確認した上で、根拠のある改修プランをご提示します。
▼マンション防水工事の詳細・施工事例はこちら
https://www.tsukaken-inc.jp/waterproofing
■ 自己判断はあくまで目安。確実な診断はプロにお任せを
屋上防水の種類を見分けることは、建物の状態に関心を持ち、適切なメンテナンス時期を逃さないための第一歩として非常に大切です。しかし、最終的な改修方法の決定や、劣化の深刻度の判断は、やはり専門家の知識と経験が不可欠です。
「うちの屋上はどの種類なんだろう?」「そろそろ工事が必要かな?」と少しでも気になったら、まずはプロの目による診断を受けてみてください。
株式会社ツカ建では、板橋区・東京エリアを中心に、無料の現地調査と診断を行っています。しつこい営業は一切いたしません。「種類を知りたいだけ」「概算の費用が知りたい」といったご相談でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
あなたの大切な建物を守るために、私たちが最適な答えを見つけ出します。
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